ウクレレネック仕込み&整形
今回は、いよいよネック仕込み作業です。
緊張の作業となりそうですが、その前にギター製作用スタンドの手入れから。
スタンドでギターが傷付かない様に、ミラーマットを巻き付けて保護していますが、いよいよボロボロになってきました。きれいに巻き直します。


美紀さんが黙々と巻き直してくれましたが、かなり時間がかかっていました。一度きれいにしておけば、当分は持ちそうです。きれいになって気持ちが良いですね。
その間に知明は、師匠にネック仕込みの指南を受けます。


今回、9本の製作を同時進行しているので、仕込み作業でもかなりの時間を要します。
仕込みが完了した個体から、美紀さんが各個体に合わせた指板を接着していきます。





美紀さん、翌日は指板材に合わせたブリッジ材の面取り作業。準備をしてこの日の作業は終了です。


知明は、黙々とネック仕込みの1日となりました。
翌日は指板を貼り付けた個体のネック整形作業です。


長野も連日暑く、工房にもエアコンに追加して、扇風機も設置しました。
朝晩はかなり涼しくなるので、日中の暑さ対策は、これだけでもかなり違うのです。


各々黙々と作業を進めます。もちろん、まだまだ慣れないネック整形は、時間がかかります。(ネック整形だけで丸二日かかりました。)
途中、気晴らしに全員でお出かけする事に。以前より必要性を感じていた、自分の鑿と鉋を買いに行く事にしました。





師匠が使っている「江戸屋」さんの道具を求めてお伺いしましたが、現在は刃物の職人さんが激減されているようで、在庫限りとの事でした。
しかしながら、必要なものは手に入れることができ、とてもラッキー。


帰路の途中、北アルプスパノラマ展望台で絶景を眺めて工房へ戻ります。
少し霞んでいましたが、とてもきれいな景色でした。
ネック整形が終わったものを、美紀さんがペーパー掛け。師匠にお手本を見せていただきながら、作業を進めていきます。


これが、なかなかコツがいるようで、苦戦しておりましたが、きれいなネックに仕上がりました。触って心地良い仕上げです。


我らが作業しているのを横目に、師匠が貼り付けた指板をサンディングしてくれました。

今回の作業はこれにて終了。次回は、フレット打ちとブリッジ駒貼り付けです。


その後は、いよいよ塗装工程です。完成が見えてきましたね。
とても楽しみです。