ウクレレボディ整形【その2】
現在製作中のソプラノウクレレ。小川さんにお願いしていた、オーダー品のインレイが完成したという事で、受け取りに行ってきました。


師匠製作中のオーダーモデルのインレイ完成品も同時受け取りです。
我らがいただいたオーダーはタコのインレイ。きれいなフレイムメイプルに、エボニーであしらわれています。


小川さんは展示会前ということもあり、バタバタとお忙しそうでした。ありがとうございました。
長野の工房までインレイ品を持ち帰ります。


今回は高速道路は使用せず、下道で工房まで。
姨捨では素敵な景色を見ることができました。


福島県広野町の榧材をさらに加工して、ボディの工程は現在製作中のモデルに追いつきました。ネックもヒールを継ぎ足し、追いかけます。
続いて、ブレーシングの削り込み工程です。

鑿と鉋を使い整形していきます。
榧材モデルも追いついたので、一気に製作本数が増えました。集中して作業を進めます。


製作しているモデルの材料に合わせて、微妙に削り込みを変えていきます。最初はなかなかスピーディーな作業とはいきませんでしたが、徐々にペースアップしていきます。

ある程度整形できたら、次はブリッジプレート(駒下材)の貼り付けです。貼り付けした後にさらに整形し、ボディを組み上げていきます。



前回貼り付けたライニングを、ボディ表&裏甲のアールに合わせて削り込みます。
表甲、裏甲、胴甲の貼り合わせは、とても神経を使います。各材料のセンターを合わせて、ボディの形に組み上げます。



製作中のモデル全てを形にして、今回の作業は終了です。



広野町の榧材モデルもとても良い感じです。

端材もだいぶ増えてきました。こちらも何かに活用できると思うので、とても楽しみです。
次回は表甲に装飾の埋め込みですかね。どんな組み合わせにしようかな。